谷崎潤一郎 没後50周年記念

谷崎潤一郎は若い頃から映画が好きで、大正時代には映画製作に打ち込んだ時期もあり、最初の妻の妹で『痴人の愛』のモデルとなった少女を自作の映画に出演させています。また、元タカラジェンヌと結婚した美男俳優の岡田時彦とも親しく、彼が昭和9年に夙川でなくなった折には弔辞を読みましたし、その遺児に「岡田茉莉子」という芸名を付けたのも谷崎でした。
阪神間でロケが行われた谷崎映画としては、芦屋を舞台とする『細雪』や、香櫨園の海岸で撮影された『猫と庄造と二人のをんな』などがあり、この2作は今回上演します。